義務じゃない

彼は朝が弱い。
起動するのに30分はかかる。
布団の上でごろごろした後、ソファまでのそのそ。
可愛いけどずっとは見てられないので彼が起動中に私は出社。

私は夜が弱い。
10時過ぎると眠くなる。
彼は10時過ぎに帰宅するのでなんとか耐えて
彼がご飯を食べるのを見守る。
食べ終えたのを見届けて寝る。



す…すれ違い…！


彼が「すれ違い夫婦だねー」と何気なく言った一言がぐさりと心を突き刺す。
この間の寂しさが襲う。
しょんぼりしてたら彼が「どうしたの？」と。
お得意の「なんでもない」で切り抜けようとしたら無理だった。
私の「なんでもない」は大抵「なんかある」とばれている。
なので
・すれ違いが多い
・一緒に暮らしてるのに別々に暮らしてた時と同じ気がする
・平日出かけるのが忍びない
と思ってたことをぽつぽつと話しました。
彼はちゃんと聞いてくれて一生懸命解決しようとしてくれました。

すれ違いが多いのは仕事上仕方ない。
そこまで寂しくさせてるなら俺は仕事を変える。
平日わかが遊びに行ったってぜんぜん俺は構わないよ？
ご飯だって出来合い物でもあるだけで嬉しいし。
毎日がんばってくれてるんだから、しない日があってもいいんだよ。
共働きなのに、わかにばっかり家事させてるし。


私は家に帰ってご飯を作るってことに使命感あるいは義務感があって、
それが出来なかったら「ダメな嫁」の烙印を捺されるほどの恐怖があった。
彼は義務でやられてもこっちが気が重くなるから、
そんな真面目にならなくていいよと言ってくれたけど。
けどーーーーーーーーー！やっぱり気が引けるよー！
彼のためにご飯を作りたい。だけど単調な生活がたまに寂しい。
うがー！となってたら彼が「俺のために尽くすっていうなら文句言っちゃダメだよ」

おおう。でも確かにそうだね。
なんだか中途半端だなぁ自分。
ふぅ…。


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この間遊んだカップルが沖縄へ旅立ちました。
お見送りに行きたかったのに仕事休めなくて断念。
なので長文メールを飛ばしました。あー、残念だったなぁ。

彼女とは高校の時からの付き合いで、家も近くて頻繁に会ってました。
サバサバした性格ではっきり物を言うコだったな。
2年前までお互い「彼氏が欲しい、せめて好きな人が欲しい」って
枯れまくりだったのに、今や2人とも幸せ掴めちゃったね。
だけどまさかこんなスピーディーに入籍&移住が決まっちゃうなんて！
寂しいと思う暇もなく南の島へ…。
だけど素敵なパートナーとめぐり合えてよかった。

絶対遊びにいくぞー！